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読書百遍 其義自見
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思念体の概念がまったく独立して成り立つことはないという主張と、その根拠。
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前回までの記事でタルパ機械論およびタルパ現象論を応用する準備がほぼ整った。
この記事の第一部では把握や態度についての考察をもう少し深めた後、タルパの創造とオート化について考察していく。
タルパの消滅やタルパそのものの全体的な考察、いくつかの派生的な概念への応用は第二部で取り上げる予定。
しばらく前に「ナフラ」なる概念が現れたが、同じような意味で「思念体」という概念の使用も観測されるようになった。
どちらもその内包として「いかなる区分も持たない」という規定を有しているようだが、それではこの2つの概念の外延は完全に一致するように思えるし、実際これは簡単に証明できるのではないか?

もしこの2つの外延が異なるとすれば、「ナフラであって思念体ではない」または「思念体であってナフラではない」ような対象が存在し得る。
前者の場合はナフラの概念を「思念体である部分とそうでない部分」に区分できるし、後者の場合も思念体の概念を「ナフラである部分とそうでない部分」に区分できる。
しかしこれは思念体とナフラのどちらの内包の規定とも矛盾する。故に思念体とナフラの外延は一致する。
タルパへの応用研究に向けた準備は完全に整った。
もはやタルパに関するいかなる問題も、タルパ現象論を使って記述されるに違いない。

この記事では「タルパとタルパーの関係」がどういうものか、主に実体を中心に見ていく。
まずこの問題を解決することで、その関係性に大きな2つの可能性が生じる。
おそらくは、これまで論じられたことのない領域に踏み入ることになるだろう。

前回の記事で告知したとおり、以降の考察は現象学的な方法論を踏襲する。
出来ればその基本的な理解は前提としたいところだが、重要な部分は説明していく。
これまでの一連の理論は数式化指向の流れを汲んで「タルパ機械論」と名乗ってきたわけだが、もはやこの名前は妥当ではなくなった。
というのも、この記事では哲学の一分野である現象学の方法論に基づいた考察に挑戦し、ここに書かれた通りの成果を上げた。もはやこの理論は、数式化を必要とはしていないのだ。
特にこの記事以降は応用研究に入っていくので、基本的な方針を改めたこの理論を「タルパ現象論」と称して名実一体を図る。

さて、実体の個別的な側面については<態度>や<目的>といった形で以前から考察を重ねてきた。
これは解釈の難しい実体を分かりやすく説明しようという試みから来ているのだが、一度はその全体性に触れておかねばならない。
以下の考察によって、理論において実体の果たす役割が余すところなく明らかになるはずだ。

実体の範疇の概念に<>を付けるのがすごく面倒なので、これからは付けないと曖昧になってしまう場合にだけ付けようと思う。
本来はタルパの創造の考察を進めるつもりだったが、その前に明らかにしておきたいことが二三ある。

タルパ治療学から密かに受け継がれた「タルパ理論思想」はどこまで正しいのか?それはどんな意味を持つのか?
ここで思想と理論の橋を架けておきたいのだ。
幻覚や共感覚と比べるとあまり見ないが、クオリアもタルパを説明するための一要素として利用されることがある。ここで触れてみるのも面白いだろう。
そろそろ用語や文脈・表現が増えてきたので、用語集を作ろうと思う。
実用上、いくつかの用語(連続性など)には幅を持たせて定義していることがあるので、実際の記事ではその内どの定義が採用されているかに注意する必要がある。
また、単一の記事でしか現れない用語は、重要でないと見做して掲載していないものがある。

アルファベット順→五十音順。定義を示し、重要な用語には初出や参考の記事を掲載する。
前回の記事で感覚の一般的な定義(空間対称性と複雑性対称性)を示したので、今回はそれを念頭にいくつかの有用な概念を考察してみよう。

その前に一つ注意書き。
ある言葉が前機械論的な概念日常的な用法における意味であることを表すのに別の言葉を与えるのは面倒なので、今回からは<>で括ることにする。
例えば「連続性」と言う概念は機械論的にも前機械論的にも言及され得るので、後者を単に<連続性>と表現する。
そもそも前機械論的にしか言及されない「操作」「理解」などについても、同様に<操作><理解>などと表す。

「前機械論的」というのは、ある概念が理論的に<理解>される前の概念という意味であり、それは「日常的な用法」と同義であると考えて差し支えないだろう。

一々前機械論的な意味であることに注意を向けるのは面倒なので、今後は例外なく使用していく。
少し前に五感化について考察したが、物理的な要素を考慮するなら是非とも導入したい概念が二三ある。
それは副体に関する最も基本的な概念である軸の理解にも有用であるから、最初に一般的な構成要素としての物理的な要素を考察する。
その後で出来る限り応用研究を進めてみよう。
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