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前回のまとめ
・人間やタルパは「実体」と「副体」によって成り立っている
・「実体」は無数の「副体」を持ち得る
・「実体」にとって、実体であること以外の情報は大した意味を持たない
・二者間の干渉は副体レベル。ただしタルパの創造時点のみ、実体レベルの干渉が起きているものとする
今回のテーマ
・副体レベルの干渉
・副体への治療




副体レベルの干渉
・副体の集約、分解
・副体の不可算性

アイス>お願いしまぁす
ペンライト>はい、今回のテーマは副体ですね。ところで副体ってなんでしたっけ
アイス>...表現?
ペンライト>...平たく言うと、他人から干渉されるモノが「副体」ですね
アイス>だからオート化や視覚化を通して干渉できるから無数にあるんですよね
ペンライト>そういうことです

ペンライト>で、前回ちょっと触れた「副体は無限である」とは何なのか
アイス>こういうことじゃないんですか?
ペンライト>無限にも色々ある。例えば自然数は数えられるけど無限だよね
アイス>素数とかも
ペンライト>一方で実数は数えられない。でも同じく無限
アイス>ほう
ペンライト>「副体」は後者の意味の無限です
アイス>つまり副体は実数みたいなものだと
ペンライト>ほぼそうですよ。数学的には不可算無限と言われます。1と2の間は無限だし、1.1と1.2の間も同じく無限

「副体」は不可算無限

ペンライト>つまり、どういうことか
アイス>?
ペンライト>さっきアイスさんが言ってくれたオート化や視覚化は確かに副体に対する干渉で、それが不可算無限なわけ
アイス>はい
ペンライト>そこで、副体の分解や集約って概念が出てくる。1と2の間を無限と考えずに、そのまま「1と2の間」という新たな概念として捉える。これが即ちオート化や視聴覚化の正体ってわけ
アイス>なるほど!それなら分解や集約が出来ると!
ペンライト>これがタルパ治療学に大いに役に立つ。必ず理解すること!
アイス>はい!

会話オート化分解のイメージ
会話オート化を分解すると言語力、そこからさらに筆談、当然どこまででも分解できる。
逆に筆談とその他諸々を集約することで言語力を見出すことが出来る。こちらも限りはない。

普段意識しないような段階まで分解を進めると、見えなかったものが見えてくる。
しかしこの図は無限次元の空間上に描かれるべきである。


ペンライト>ところで、そうやって出来た新たな概念を不特定多数で共有できるかな?
アイス>でき...そう。それをやろうとしてるのが最近のタルパの定義論争じゃ
ペンライト>多分理由はそうだね。でも、残念ながら共有はできないんだ
アイス>え?
ペンライト>ここが一番難しいんだがな...副体のもつ情報ってのはな、別の副体に渡るときに変質するみたいなんだ
アイス>完璧な干渉は出来ない、だっけ
ペンライト>それの理由がこれ。とりあえず現時点では知識として覚えておこう

情報は副体を通して変質する
(副体X,Yの実体は省略している)
副体-副体間では、情報は単に変質する。
実体-副体間では、情報は実体にとって正しい形で処理される。こちらは次回以降で説明。

ペンライト>ということはオート化や視聴覚化の定義なんてのは、やっぱり人それぞれじゃんって結論になる
アイス>みたいですね
ペンライト>で終わらせないのがこの治療学の目的でもあるんだ
アイス>!
ペンライト>1.001と1.002は凄く近いけど同じじゃない。でも切り捨てれば同じ。そういうことを僕は言いたい
アイス>同じとは何なのか...
ペンライト>いやーそれを言っちゃうとガチで哲学に突入しちゃうのでね...

ペンライト>それと1つ大事なことを言い忘れてた
アイス>なんですか?
ペンライト>タルパの創造についてだ。実体レベルの干渉でなければつまり副体レベルなのだが、不思議じゃないか?
アイス>すみませんよく分かりません
ペンライト>副体は実体があるからこそ存在しているはずなのに、実体を生み出すはずの創造は副体レベルの干渉から始まるって話
アイス>な、何が起きているんだ...
ペンライト>これについて明確な答えは出ていないが、そういう理由で、タルパは生まれる前から何らかの形で存在している説を推している
アイス>やっぱり分からないので図をお願いします
ペンライト>ですね。そうします

実体は既に存在している
実体はあらゆる形で既に存在している。
それにタルパーの望むタルパとしての役割を与えることが創造と言えるだろう。
しかし、これは治療とはあまり関係のない話である。創造に限って実体間の干渉と考えても問題ない。




副体への治療

不可算性の病原への適用
・集約、分解を利用した特定
・特定する範囲

ペンライト>ここで突然の問題!デデン!
アイス>来い!
ペンライト>タルパが喋りません!どうしたら良いですか!
アイス>知らんがな!
ペンライト>こういう多少曖昧な質問にも、タルパ治療学にならある程度明確に答えられます
アイス>ではお願いします

ちなみに本当にあった質問です。回答者のためにも、質問は具体的に。

ペンライト>まず、質問から読み取れる状況を1つの概念として捉える
アイス>「喋らない」ね
ペンライト>その「喋らない」は小数点以下を見れば「口が無い」なのかもしれない。あるいは、切り捨てたらどうなる?
アイス>「コミュニケーションが取れない」とか?
ペンライト>そうだな。詳しく見れば分解になるし、大雑把に見れば集約になる。そういう関係性

ペンライト>では上の例で、分解した結果「口が無い」のが原因(口が無い→だから喋れない)だと分かったら、どうすればいい?
アイス>口以外で干渉すれば...マスターのよく言う筆談とか
ペンライト>そう。「喋らせたい」という質問者の意図を考えれば、口以外で喋らせるとかな
アイス>えっ
ペンライト>冗談みたいだけど、根本的な解決策だよね
アイス>そうだけど...
ペンライト>常識にとらわれちゃいけない。タルパーの鉄則だ

ペンライト>そうやって分解していけば、原因にどんどん近づくだろ?「口が無い」に対処するほうが「喋れない」に対処するよりずっと簡単
アイス>「喋れない」だと何すればいいのか分かんないからね
ペンライト>さらに分解していくこともできるけど、この質問の場合は事情が分からないから逆に質問して原因を探っていく形になる
アイス>「喋らない」だけでここまでのことが分かるもんなんですねー...

ペンライト>なら集約は原因から遠ざかるかというと、そうでもない。「タルパが喋ってくれないし、筆談も出来ない」という質問にどう答える?
アイス>「コミュニケーションが取れない」に集約して、それの対策を考えましょう
ペンライト>うーん
アイス>え、どこかマズい?
ペンライト>僕なら「言語によるコミュニケーションが取れない」と考える
アイス>あ!ということはそもそも言語を扱う能力に問題があると!
ペンライト>2つを集約しただけだと断定は出来ないけどね。例えばこれに「動きをイメージするのが難しい」が加わったら、そこで始めてアイスさんがやったように集約できる
アイス>「言語による」がある分、無いものより分解して見ているんですね
ペンライト>その通り。んで、そこまで来れば、そもそも設定が定着してないよって可能性が見えてくるわけだ
アイス>オート化してないのは言語を操れないより抽象的な問題だと
ペンライト>仰るとおりです

ペンライト>そして肝心なのが、分解・集約を使った方法は完璧ではないということ
アイス>副体の話だから?
ペンライト>ここで最初に話した「副体を通して情報は変質する」に繋がってくる
アイス>100%にするのは無理でも、90%なら可能になると

治療
・ほとんどは思い込みによる治療
・特定した範囲に応じた問答

ペンライト>なんか疲れたなー...もう今回の内容99%終わってるんだけどね
アイス>あと一歩!
ペンライト>前回言ったように、副体で発生した問題は実体に原因があるとは限らない
アイス>はい
ペンライト>副体だけの問題と分かったなら、思い込みによる上書きで十分治療になるんだよね
アイス>一般的なやり方ですよね
ペンライト>強いて言うとすれば、実体レベルでタルパと人間を同一視してるから、人間に対する治療はタルパにも有効であると考えられる
アイス>物理的な意味で?
ペンライト>タルパが物理法則に従う副体を持っていないというだけの話だ
アイス>あー、なるほど
ペンライト>日本人が創ったタルパなら十中八九日本語を話すと思うが、使う日本語はタルパも人間も同じ。なら言語面に問題があるなら同じ方法で対処できるんじゃないか
アイス>教育にも応用できますね
ペンライト>この辺の抽象的な話は大体何にでも応用できるよ

ペンライト>後は...分解されすぎて分からない、集約されすぎて分からないという場合でも、既に出た情報から最低限必要になる情報が導き出せる。言語力に問題があるのにオート化の話をされても...だよね。それより、その言語が日本語なのか英語なのかが重要な情報になる
アイス>確かに、十分オート化したタルパでも外国語は喋れないかもしれない
ペンライト>はい、ということです
アイス>今回の授業はちゃんと理解したぞ!

ペンライト>さて。次回の授業では、今回話したことに「実体」が加わる。当然、更に複雑になる
アイス>
ペンライト>今までは全て客観的なことについて述べたが、これからは主観も扱わないといけない
アイス>はい...頑張ります
ペンライト>それじゃ授業終わり!
アイス>起立!礼!着席!
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