その３

Q.タルパはいつもどこにいるの？
いるべき場所にいる。それがどこかは各タルパによって違うだろう。
ちなみに、あらかじめ暇な時は何処にいるというのを決めておくのは気配の定着の手助けになる。


Q.タルパは自分がタルパだと理解しているの？
A.
この記事を読んでいるあなた達の中で、自分の名前が分からないという人はいるだろうか。
自然と自分の名前を言えるのは、そうなるように育ってきたからだ。
あなたはタルパであると教え込めば、彼ら彼女らがそれを理解する日は来るだろう。


Q.作り始めたら体調悪くなったりとかしない？
A.
今まで使わなかった神経を使ったりすれば体調が狂うのは当然だろう。
特に因果関係が見出されているわけではないが、もし体調が悪くなったら慣れの過程だと思って甘んじて受けよう。


Q.トイレとか風呂のときその他見られたくないときは？
A.
見ないでとお願いすれば良し。
聞かない時は...まぁ頑張れ。


Q.タルパは物を食べられるの？
A.
タルパは物体でないので、実際に食べることは出来ない。
食物からエネルギーを摂取するというのもイメージの問題で、そういう現象があるわけではない。


Q.タルパのエネルギー源は？
A.
今のところタルパの本質は解明されていない。よって、エネルギー源についても詳しくは分からない。
タルパーの気だなんだと言われてはいるが、それだけでは邂逅型の説明がつかないことを考えれば不十分な理論である。


Q.タルパに寿命ってあるの？
A.
肉体という物質を考慮しなくていい以上、物理的な寿命はない。
タルパにまで寿命の定義を拡張した時に、どんな概念が死に当たるのかは定義次第である。


Q.タルパの服って変えられるの？
A.
変えられる。


Q.タルパで人は殺せる？
A.
物理干渉以外に殺す方法があれば可能。
可能か不可能かの論点を外れるので道徳観に照らすのはしないでおく。


Q.ただの妄想じゃないの？
A.
医学用語として定義されているのでそれを根拠に回答するが、妄想ではない。
タルパはコントロール可能であり、日常生活に問題を起こすことはない。
ただしここでコントロール不能な、つまりタルパーから独立したタルパという特殊な状況を考えるのはナンセンスである。医学はそこまで万能じゃない。
恣意的に使われている意味での妄想なら、論外だ。回答しない。


Q.タルパとの会話は声に出さないといけないの？
A.
必ずしも声に出す必要性はない。
さらに言えば、言葉でコミュニケーションを取る必要性だって無い。
そういう固定観念はさっさと取り払ってしまおう。