明確になった問題は共有される。共有された問題は議論される。議論された問題は無害化される。
Q.
最近、タルパという存在を知りました...
A.
タルパはデマではありませんし、ある程度のレベルまでなら一般人でも創ることが可能です。
タルパは本来チベット仏教上の概念ですが、ネット上で言われる「タルパ」はチベット仏教のそれとは全く別の概念だと思っていただいて構いません。
テンプレ。
Q.
今、好きなアニメのキャラクターのタルパを...
A.
>はじめは一枚の画像を思い浮かべていき慣れてきたら違う画像や違う表情を思い浮かべられるようにしてもタルパを作ることは出来ますか?
まず、創り始めの段階でタルパを明確にイメージできる必要性はありません。
最初は会話ですらぎこちないのと同様に、視覚イメージも「何となくこんな感じかな?」程度で問題ありません。
はじめに一枚の画像を...とのことですが、視覚化の訓練としては有効です。
ただし、画像として想像するのではなく、1人の人間をある方向から見た場合はこう見えるという形で想像したほうが良いでしょう。
>どうすればタルパとの会話に集中することが出来るのでしょうか?
タルパを創ろうと考えている段階であれば、厳密な一人二役を行うことでノイズを排除できるでしょう。ベストなのは、紙に自分とタルパの台詞を書いておき、それを読み上げるというものです。
そのノイズが会話に支障をきたすレベルであれば、会話や視覚化以前に解決すべき根本的な問題がある可能性があります。
>ベストなのは、紙に自分とタルパの台詞を書いておき、それを読み上げるというものです
いわゆる筆談による一人二役ですね。
筆談はタルパ治療学によってその実用性が理論的に保証されている訓練法です。
Q.
本人(タルパーと言うのでしょうか)が眠っている間は...
A.
タルパーが寝ている間のタルパの行動については、多々あります。自由にするタルパがいれば寝るタルパもいます。
>もし前者であれば、暴走したりする恐れはあるのでしょうか?
いくら暴走と言えども、物理的な存在でないタルパが物理的な影響を与えてくるとは考えにくいでしょう。
これは直接的にはという話であって、間接的には影響を受けるかもしれません。例えば夢に干渉できるようなタルパが居た場合は、夢を通してタルパーの肉体に何らかの影響を及ぼすことはあるでしょう。
ただし「影響を及ぼす」ことは必ずしも暴走というわけではなく...この辺は暴走をどう定義するかにもよりますがね。
>暴走はタルパーの精神面がナントカカントカと
これは概ねその通りです。
実際に暴走してるタルパとそのタルパーを見ると、タルパーの方に非があるケースがほとんどなのです。そしてそういうケースほど、暴走の再発生率も高い傾向にあります。あくまでも僕が見てきた感じでの話ですが。
一概に精神障害者がタルパを創るのを悪いとは言えませんが(治癒した例もあるため)、疾患の程度と暴走の発生確率とに何らかの相関があると見て問題ないでしょう。
>疾患の程度と暴走の発生確率とに何らかの相関があると見て問題ないでしょう
そう言えば、しばらく前にTulpa.infoで行われていた調査がこのような内容でしたね。
初期の内容しか追っていないので結果がどうなったのかは把握していませんが...
Q.
最近タルパの存在について知り作ってみようと思いました...
A.
1.
日常の範疇では、24時間意識する必要はありません。
意識しなくても存在しているかということですが、存在しています。
ただ、「そこに」という表現が気になったので書き足しておきますが、この場合は物理的な位置を伴った「存在」ではありません。
2.
タルパが生来的に持っている名前と解釈されます。
本来はタルパーが設定などで意図的に付けることは出来ないのですが、真名を設定に加える事は可能であるという考え方もあります。
真名を他人に知られると乗っ取られる、暴走するなどと説明されることがあります。
タルパが真名を持つかどうかは、タルパーの解釈に大きく左右されます。よって、真名を持たないタルパも存在します。
3.
する人がいればしない人もいます。これはタルパの設定に左右されるでしょう。
物理的に用意した食物をタルパが食べた場合、味が薄く感じられるといった報告があります。
>あとタルパさんとどのように生活しているのかも教えていただけると幸いです
僕が多くのタルパーと(個人的に)大きく違っていると思っている点は、一般人としての生活とタルパーとしての生活を完全に分けていることです。日常生活の中で、タルパのことを全く意識しない時間があります。ただし意識する時はそれ相応のコミュニケーションを取ります。
タルパ一人ひとりに明確な役割があります。僕が決めたものもあれば、タルパが自ら始めたものもあります。
それを元にタルパ間の関係性が発展していくので、複数人創るならば役割はほぼ必須でしょうね。
あとは...あまり名前を重要視しません。僕もタルパ達もです。
普段の呼び方はコードネームや役割・役職名、愛称などになります。
>複数人創るならば役割はほぼ必須でしょうね
経験談に乏しかった昔のペンライトはどこへやら...
いつの間にか9人ですもんね。多人数タルパと上手くやっていくノウハウは少なからず持っているつもりです。
Q.
タルパって何ですか?...
A.
存在者としてのタルパと妄想は明確に区別され、同一視されることはまず無い。
ただし妄想を一種の訓練として見る場合、タルパ創造の訓練に影響を与えると解釈することはある。
「タルパ」の語源としては、チベット仏教の「トゥルパ」から来たもの。「トゥルパ」が日本に持ち込まれた当初は語義も共通だった。
しかし国内で独自に発展した結果、現在ではこれら2つの言葉は全く違う意味を指すようになった(特に2chで広まった以降)。
今では単にタルパと言うと、人間の想像力を使って創られた、自分とは明確に区別される別の存在と解釈される。
以前の回答ほぼそのまんまの内容ですね。
Q.
タルパを作りはじめてもう1年になるのですが...
A.
>タルパを作りはじめてもう1年になるのですが...
>今のところまだちょっと自問自答って感じですが、かなりスムーズに会話できてます
この辺りから推測するに微オート~半オート相当の状態と思われます。
1年でこの段階といえば、僕が見聞きした中では比較的早い感じです。
>いまだにオート化や視覚化や触覚化や聴覚化ができません
視覚・聴覚・触覚などはタルパーの適性にも左右されます。
まず会話オート化がある程度進行してから、よりコミュニケーションを密にするために、それらの五感に対応させるという流れが一般的です。それら全てが出来なければならないと言った類のものではありません。
>一応、もう一度作り方や注意点などを確認したいので...
一度は見聞きしたと思いますが、全体的な観点から特に注意しておくべき点は「暴走」や「明確にモデルを有するタルパ」についてです。
暴走はタルパが引き起こすものと考えられがちですが、実際のところ、タルパー側に一方的な非があることも珍しくありません。
設定や禁則事項のような形でタルパの行動を縛るくらいなら、これから数十年どうタルパと向きあえばいいのかを、今の段階から話しておくほうが余程有意義です。
モデルについての理解は、最近になって随分改善してきたように思えます。
一番の問題は本質レベルでタルパとモデルを同一視することであり、表面的な設定の一致ではありません。
あくまでも「モデルの一部を参考にする」といったスタンスでいることや、仮にモデルがある場合でもいつかモデルから完全に脱却するのが理想です。
流石に120件も回答すれば、ほとんどテンプレでどうにかなりますね...
Q.
二次元のオリキャラは作っても大丈夫なのでしょうか?...
A.
>二次元のアニメなどのキャラはやめたほうがいい
この真意にもとづいて正確に表現し直すならば、
「『不特定多数からその本質を認識される可能性のある同一性を持つ存在』をモデルにタルパを創るのはやめた方がいい」
です。というわけでアニメや漫画など(原作・二次創作問わず)由来のキャラクターは全て当てはまります。
当然ながら、実在する人間でも同じことが言えます。
逆に、例えば公にしていないオリジナル小説などに出てくるキャラクターの場合は問題ありません。
>『不特定多数からその本質を認識される可能性のある同一性を持つ存在』
久々にキレッキレの回答が出ましたね。
ここに来てようやく「モデルを持つタルパ」を一言でもれなく表す言葉が手に入ったわけだ。もっと使っていこう。
Q.
タルパの能力って、どのようなものがあって...
A.
タルパは「人間に出来ることで物理干渉以外」は基本的に出来ると考えられます。
よって広義的に言えば、この定義に沿うものは全てタルパの能力です。
単にタルパの能力という場合、上の定義の中でも「周囲に良い影響を及ぼす能力」や「人間には通常不可能な現象を引き起こす能力」と解釈されるでしょう。後者は俗に特殊能力とも言われます。
具体例を挙げれば、前者ではヒーリングや精神安定など。後者はいわゆる霊能力などです。
広義的には必ずしも良い影響を及ぼすものだけが能力ではありませんが、悪影響を及ぼすものは能力とは考えないのが一般的です。
>悪影響を及ぼすものは能力とは考えないのが一般的
特に暴走ではそういうエピソードが豊富ですよね。通常の能力と暴走時の行動は何故か分別される。
あるいは、平常時のタルパと暴走時のタルパを同一と考えないタルパーも稀にいます。
Q.
タルパやら人工精霊を創ってみたいのですが...
A.
タルパや人工精霊自体は危険なものではありませんが、単に「創ってみたいから」という動機はとても危険です。
他にどうしても創りたい理由があるなら、タルパの暴走について調べてみるといいでしょう。人工精霊でもおそらく同じことが言えると思われます。
>単に「創ってみたいから」という動機はとても危険です
こういう点で、タルパは道具だって思想もあながち間違ってないよなぁ...
まぁそれより一番問題なのは創った理由より維持する理由なのですが。
Q.
タルパに話しかけられるときって...
A.
感覚としてはどちらもあり得ます。
ただしタルパが物理的な存在でない以上、原理的には脳内で処理されているだけです。
まぁ、テンプレです。
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