明確になった問題は共有される。共有された問題は議論される。議論された問題は無害化される。
☆何故実体を直接認識できないのか。
→何故実体の再構成が起こるのか?
再構成されなければ実体を直接認識できる。つまり、その実体に属する副体に干渉できる。
→いかなる実体にも、一度副体に干渉すれば、後は適当な時間に干渉できる。
→実際は異なる。
実体の再構成が起こる。何故その再構成された実体に属する副体に干渉しても、例えば実際に目の前にいる人間に干渉して、その本人に影響が出るのか?
→副体により干渉は、他の副体に対してではなく。副体が干渉できる場に対して行われる。
→この条件下で再構成された実体の副体に干渉しても本体に影響が及ぶことがあるのは、本体の副体と再構成側の副体が同じ場に存在していると考えられるから?
→実在する人間のケースではそうとは考えにくいが...
→同じ場にいると錯覚している...?
→実在する人間の実体を再構成した実体の副体に干渉するための大きな場が存在するかもしれない
結局は、感覚化理論の表出感覚の話で決着がつく?
→3次と2次の違いを説明できる。
☆実体を存在と見なせるケース
これはどういうことか?
もし自分から見て干渉が全て客観的、つまり全ての感覚が表出感覚になるような状況を表すのだとすれば、自分自身の実体は存在だと見る。
→なぜなら、自身の副体は、自身にとっては表出感覚であるから
あるいは、表出感覚以外の感覚を無いと見なしても構わないのであれば、そのような実体は存在だと見なせる。
→そうする意義は?
→概念感覚を経ない、ある意味で単純な干渉についてのみ考えるケースのこと
→単純な干渉とは?
→恒等射を伴わない干渉。つまり、ある情報が自身の副体を含む他の副体の情報とどのような関連を持つのか分からなくてもいいケース
→意味の無い干渉とも言えるかもしれない
-2015/11/15
☆副体の入出力の違いを認めるべきか?
→表出感覚には入出力の違いがあるが、概念感覚には無い
→この違いは?
表出感覚の概念化...
表出感覚は他者からの干渉を受けて自身の概念感覚に出力している。この逆向きの干渉とは?
→概念感覚からの入力を受けて表出感覚が出力する...
→他者からの干渉を受けるのは正規概念感覚の方ではないのか?
→実際の表出感覚は連続的ではないから、概念感覚になり得る。つまり、表出感覚への出力もあり得るはず
→主観的だから、入力に使う表出感覚からは出力できない?
干渉の方向によって表出と概念が入れ替わるのか?
→幻覚なんかは表出感覚に出力している例。
→実際は表出感覚は概念感覚であるから、このようなことが起こっている?
逆に、出力を入力として使うことは可能か?
→実際の出力を正規概念感覚によるものと考えれば、表出感覚による入力という考え方ができる
→自分自身への干渉ということなら可能?
結局のところ、表出感覚は入力を出力に使うなら、自身への概念感覚が存在するならばそれが可能であることを示せる。逆も同じく。
副体にとって入出力の違いは本質的なものではない。
では、表出感覚以外の感覚を認めない治療学とは?
表出感覚による影響のみを考える。
→概念感覚による情報の変質が起こらない。
表出感覚の入出力の役割が明確
→いわゆるフィードバックが起こらない。
-2015/11/16
機械的なシミュレーションによって双方向的な治療学の構造を実現する機構。
既存の副体から新たな副体を見出す。
最初に既存の副体とするものは既にあると仮定するが、複数の副体を結び付けるルール(実体の構造)についてはシミュレーションによって獲得する。
既存の副体から新たな副体を見出す方法
→そのような副体を創る機構が必要
表出感覚となる副体はあらかじめ仮定され、概念感覚となる副体を自ら創り出す。
→概念感覚に当たる副体の構造を複製すれば、表出感覚の副体の構造が同じである限り、同じ存在を複製できる?
副体間の結び付けを定義する実体を構成する方法
→最初は一切のルール(つまり函手のこと)が存在しないので、ランダムに副体間の干渉が行われる。
→これによって実体が構成されていく。ただし、これを複製しても全ての複製の構成が同じでない限り、実体の複製は出来ない。
そもそも副体は干渉可能な存在の構造を示しているだけなので、副体間の干渉のルールは実体に一任される。
→概念感覚となる副体を創る過程では、実体の変化を伴う必要。
副体の構造は定量的でなくても良い。出来るだけ他の副体から独立して定められるべき。
→実体の干渉ルールの最適化は偶然性によって説明されると考えても、副体のそれはどのように行われるのか?
→表出感覚である副体は変化させられない。変化できるのは概念感覚である副体か、実体のみ。
-2015/11/18
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